家を建てる場所が決まり、資金計画を行って自分たちに合った予算が把握出来たらいよいよ建物プランの打合せとなるわけですが、ここで自分たちは何から始めれば良いのか迷ってしまうのではないでしょうか。
キッチンやお風呂などの設備機器や壁の色や床の素材といった内装、外観だって気になりますし家の断熱は関心が高まる一方です。雑誌やCMでは様々な商品を宣伝しており自分たちの家に取付けたいものがあふれています。
1.重視すべきは目に見えないところから。
2.間取りのパズルを考えるよりもどんな生活をしたいかをイメージすること。
3.夢や要望の取捨選択は家族の中で行わないこと。
では1つ1つ見ていきましょう。
1.重視すべきは目に見えないところから。
家づくりが始まると、多くの方は雑誌などに目を通しおしゃれな壁紙や高機能なキッチンやお風呂などに興味を持つようになります。
でも、本当にそれで良いのでしょうか?
住宅は建てるまでが大切なわけではありません。完成して住み始めてからも光熱費がかかったり、メンテナンスが必要だったり、家の耐久性が低ければ建て替えの必要性だって出て来ます。つまりは、新築時のコストのかけ方で将来的にかかる家の費用が変わってきてしまいます。
例えば、断熱・気密をしっかり行えば光熱費は安くなりますし、メンテナンス性に配慮した材料や耐久性に考慮したつくりにすることで塗装の回数を減らしたり建て替えをすることなく永く住むことが出来るかもしれません。
将来的なメリットも踏まえてしっかりバランスの取れたコスト配分を考えていきましょう。
また、住宅の部位ごとの耐久性を考えるとこのようになります。住宅は建てるまでが大切なわけではありません。完成して住み始めてからも光熱費がかかったり、メンテナンスが必要だったり、家の耐久性が低ければ建て替えの必要性だって出て来ます。つまりは、新築時のコストのかけ方で将来的にかかる家の費用が変わってきてしまいます。
例えば、断熱・気密をしっかり行えば光熱費は安くなりますし、メンテナンス性に配慮した材料や耐久性に考慮したつくりにすることで塗装の回数を減らしたり建て替えをすることなく永く住むことが出来るかもしれません。
将来的なメリットも踏まえてしっかりバランスの取れたコスト配分を考えていきましょう。
高い > 構造・断熱 > 内外仕上げ > 水回り設備 > 低い
みなさんは長く使えるものと短くしか使えない物とではどちらにお金をかけたり購入する際に労力を割きますか?
住宅で言えば構造・断熱、つまり「基礎」「柱・梁」といった家の骨組みや住宅の快適性を決める「断熱・気密」などですね。
どこを重視するかが決まれば迷わず進むことが出来るのではないでしょうか。
2.間取りのパズルを考えるよりもどんな生活をしたいかをイメージすること。
これも多くの方がやってしまうことなんですが、リビングやダイニング・キッチンといった部屋のパズルをつなぎあわせ自分たちの間取りを考えようというもの。
ところが、プラン設計では敷地条件やご家族の要望を踏まえて立体的に考えていきますのでご家族の要望をパズルで表してしまうのは可能性を閉ざしてしまう形になります。
では、どうしたら良いか?
大切なのは、新しい家でどのような生活をしたいのか?
現在の住まいの使いやすい形を新しい家にも取り入れたり、今は出来ないけど新しい家ではやってみたいこと、どんな子育てをするか、家族団らんはどうか、食事はどこで採るか、どんな場所でくつろぎたいか、そんなイメージを少しずつ溜めていくことが家づくりの早道です。3.夢や要望の取捨選択は家族の中で行わないこと。
家づくりを始めてから頭の中にいろいろな夢や希望が表れても予算のことや家族の反対に合って消えていくことってあるのではないでしょうか。
でも待ってください。
折角建てる住宅です。これから長く住む建物ですから少しでも多く夢や要望が詰まったものであってほしいものです。
そのためには
○予算のことは考えずに少しでも多く夢や希望をノートに書きだす。
○家族間では相談せずに出来ればご家族それぞれが別々にノートに書きだす。
そうやってお書きいただいた夢や要望を私たちが整理し、ご家族と相談しながら実現できるものを選んでいきます。
家族に反対されてあきらめたことって時間が経った後に後悔してしまうものなんですね。そんな後悔が生まれない秘訣ではないでしょうか。