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6.4.12

快適な温度について

日々生活する家の中で私たちが快適と感じる温度(室温)とはどの位でしょうか?

答えは、
冬:18~20℃
夏:25~27℃
です。

しかし、これだけでは正解ではありません。一般的に人が暑さ寒さを感じる要因は温度の高低のみを気にしますが、実は湿度も重要な要素なのです。

冬:温度18~20℃  湿度40~50%
夏:温度25~27℃  湿度50~60%

上記のように、冬ならば温度が18~20℃で湿度が40~50%程度の時快適と感じます。しかし、冬は乾燥しがちなため湿度が低くなることが多く湿度が10%以下だと温度が高くてもあまり暖かいと感じません。また、夏の場合は温度が25~27℃で湿度が50~60%位のとき快適と言われていますが湿度が60%以上になってしまうとあまり涼しく感じません。

この私たちが体感する快適さに影響を及ぼす湿度を潜熱(見えない熱)といいます。これに対し温度計などで表示される温度を顕熱(見える温度)と言います。では何故潜熱と言うのか。湿度つまり水蒸気が大気中に存在するためにはある程度の熱が必要になります。夏になると湿度が高くなりますよね。これは気温が高くなることで大気中に存在できる水蒸気量(飽和水蒸気量)が増えるわけですが、逆に言えば湿度が高くなる=大気中の水蒸気量が増える状態というのは見えない熱(潜熱)が増えたと言えます。つまり、温度計では26℃となっていても湿度が60%以上になると見えない熱(潜熱)が大気中に存在するため私たちは26℃よりも温度が高いと感じてしまうのです。

つまり、私たちが快適に過ごすためには温度と湿度のバランスに心がける必要があります。



そして、もう1つ。

私たちの生活を守ってくれている壁や屋根、床(基礎)という存在。この壁や屋根、床(基礎)が外気によって冷やされたり暖められることで熱を持ち、それを室内に向かって放出します。これを壁・屋根(天井)、床(基礎)からの輻射熱(輻射温度)と言いますが、これらの断熱性能が低いと屋外の温度や環境の影響を受けやすく外気温に近い温度になってしまいます。

私たちが室内で感じる温度というのは、下図の通りです。




どんなに暖房または冷房をしても家の断熱性が低いと中で生活する人はなかなか快適に感じることは出来ないのです。


私たちが快適に過ごすために
①建物の断熱性能・気密性能を極力上げることで建物の輻射温度を室温に近づけるとともに室内の熱が外部に逃げないようにする。
②室内の湿度を調節し、体感温度をコントロールする。

これらにより、より少ないエネルギー(冷房の温度設定を高めにするor暖房の温度設定を低めにする)で快適に過ごすことが出来ます。少ないエネルギーで済むということは省エネばかりか光熱費を抑えることにもつながります。

建物のことをしっかり考えることで省エネで快適な暮らしを手に入れましょう。

2.4.12

HAPPY×パッシブデザイン


そもそもパッシブデザインとは、光や風・熱を定量的に捉えて設計に取り入れる手法を言います。もちろんこれまでも、一般的には光が入るように・風が抜けるように配慮された設計が行われてきましたが、そのような感覚的なものではなくデータや計算結果をもとに家の快適性はもちろん消費エネルギーの軽減につながるような設計がパッシブデザインの大きな特徴です。



ハッピーハウジングでは、創業当初より住宅環境の改善に取り組んできました。その1つが断熱気密性能の向上であり、省エネの観点からも大変重要な要素となりつつあります。
以前には、内・外断熱論争など様々な立場の意見が入り乱れておりましたが、現在は方法論ではなく量的な検討つまりどのくらいの断熱材を屋根や壁・床下あるいは基礎に設置しQ値・C値がいくつになるかが大切であると見直されております。併せて、使用する材料や設置方法のメリット・デメリットを熟知して工事することも必要とされます。


何故断熱が重要なのか


話しがだいぶ逸れてしまいましたが、パッシブデザインにおいてもQ値・C値を向上させることは重要です。
ではどうして断熱は重要なのでしょうか?
1つには、外部からの冷気や熱気を室内に通しにくくする役割があります。また、人が感じる体感温度は室温と壁の輻射温度の平均値になりますから、壁の温度が外気の影響を受けにくくなればそれだけ室内は快適に保たれます。



もう1つには、パッシブデザインとして窓からの光や風によって暖・涼の熱を得ますが、折角得た熱を逃がさないように維持することも断熱の大きな役割なんです。そして、気密性を高めることにより断熱性を効率よく高めることが出来ます。


Q値の目標は1.0

長期優良住宅には、Q値・C値の基準が定められております。同じ栃木県内でも宇都宮は省エネルギー等級4においてQ値=2.7が基準とされています。しかし、私たちを含め地域で住宅環境を真剣に考えている会社ではQ値の水準は1.5~2.0となっており、エネルギー削減や地球温暖化対策はもとより光熱費の削減などからもQ値は1.0を目指す方向にあります。もちろん、コストとのバランスはありますのでどのくらいの負担でどのくらいのメリットが生まれるかをしっかり見定めながら性能の向上、コストの配分を検討していきましょう。



高性能住宅の住み方は

さて、話はパッシブデザインに戻ります。建物の基本性能を向上させ十分に快適性を維持できる建物が出来たとき、決して1年中閉めっ放しにして生活すれば良いのかというとそうではありません。先に述べたような基本性能があるからこそ、夏には暑い日中には窓を閉めて外気を遮断しどうしても暑いときには少しエアコンをかけ、夜間の外気温が下がった時には窓を開けて涼しい風をとりこみます。そしてまた翌日の日中温度が上がる前に窓を閉めるわけです。冬の時期はちょうどその反対ですね。また、春や秋のおだやかな季節には、窓を開けて外の空気をとりこむのも気持ちがいいものです。しかし、夜になると少し冷え込みますからその時は窓を閉めます。この時に断熱がしっかりされていないと、建物自体つまり壁や屋根などが冷えてしまっているためなかなか快適な温度に上がらないのです。ところが、断熱をしっかりしていれば体温や生活熱でも室温は上がり時間もかからずに元の快適な状態に戻るのです。このように、パッシブ=受け身とはいうもののその実は建物の性能に助けられながら積極的に自然を楽しんだり暮らしに自然を採り込んでいくのがパッシブデザインの素晴らしいところではないのかなと思います。
※画像出展:「省エネ・エコ住宅設計究極マニュアル」野池政宏氏著


HAPPY×パッシブデザインとは

ハッピーハウジングが考えるパッシブデザインとは、ホームページでもお伝えしている「7つの幸せ」をかなえることです。それはつまりお住まいになるご家族が健康で快適に楽しくいつまでも暮らしていけること=HAPPYということなんです。
いつでも、いつまでもご家族のHAPPYを願っております。

27.1.12

高性能な家は本当に必要?

皆さんはどちらを選びますか?


旧式だけど安い車  と  高いけどハイブリッドで燃費の良い車


当然長い目で見れば後者のハイブリッドカーを選ばれるのではないでしょうか。
理由はもちろん、燃費が良いから。
ハイブリッドカーですから、燃費の良さも相当です。つまり家計の負担も激減し、購入時の価格の高さも十分元が取れてしまうわけです。


ところが、

住宅を建てる際にみなさんは先ほどのような考え方をしているでしょうか。

・値段が安いかどうか
・設備が豪華かどうか
・プレゼントがつくかどうか
・デザイン重視とか
・ブランド重視とか

冬の寒さはちょっとくらい我慢すればと思われるかもしれませんが、自分の家が「燃費」の悪い家だったら本当に我慢していて良いのでしょうか。


例えば、


穴の開いた浴槽にお湯をためているとします。何とかお湯は溜まっていくようですが、穴が開いていますから溜まるそばからお湯が減っていってしまいます。家族がお風呂に入るためにはお湯を出しっぱなしにしなければいけないでしょう。



もうおわかりかもしれませんが、住宅でも同じことが起きているんです。
住宅の断熱性能が低いということは、浴槽に穴が開いているのと一緒。家の中に溜めた冷暖房の熱がどんどん外へ逃げて行ってしまう状態です。そんな状態で暖房(冷房)をしているわけですから、なかなか温まらない(すずしくならない)し暖房(冷房)を止めればすぐ寒く(暑く)なってしまいます。どうせ温まり(涼しくなり)にくいなら部屋を細かく仕切れるようにしよう、というのが現在ある多くの住宅なんです。

この状態を改善する方法が

住宅の高断熱化 = 浴槽の穴を小さくすること

と置き換えれば、なんとなくイメージしやすいのではないでしょうか。




住宅の断熱性能を向上させれば、家の中で使用するエネルギーの量も少なくなります。
冷房や暖房のエネルギーということは光熱費がかからなくなるわけですから当然家計にも大きなメリットになります。



おまけに、



家全体で熱が逃げないようにしますので、家のどこへ行っても同じ温度になります。
もう冬の寒い日の浴室でつらい思いをする必要はありません。
高性能な家で健康に暮らせるのはそんな理由も1つにあります。


高性能 = 省エネ = 節約 = 快適・健康

これだけメリットがあることをやらない手はない
と思うのは私だけでしょうか?