18.8.12

ゼロエネルギー住宅の補助金

昨日・今日はテレビをつけると釣魚島や竹島の話題でもちきり。

国の政策や各国間の駆け引きなどいろいろあるのでしょうが、なんだかスッキリしない思いなのは私だけでしょうか?

スッキリしないのはエネルギー問題も同じですが、こちらはかろうじて補助金の話が進んでおります。



6月にハッピーハウジングも応募した国土交通省による「住宅のゼロ・エネルギー化推進事業」の補助金申請。
先週のある日、採択された業者さんのところにその旨の通知がメールで届いているらしいことを知ったものの、私のところには届いた気配がなく???状態。

もしや、落選???


なんて不安が頭をよぎりつつ、メールサーバをひたすらチェック。



あっ|゚Д゚)))

あった!!


なんと、迷惑フォルダに入っておりました(^^;
驚かさないでよ Gmail。


そんなわけで、無事採択となりました。よかったよかった。






この、「住宅のゼロ・エネルギー化推進事業」は必要条件をクリアすれば195万円の補助金がもらえます。
必要条件は
○24年度内に工事着手すること。
○住宅の1次消費エネルギーが概ねゼロになること。
ただし、採択にあたってこの消費エネルギーの削減率上位の会社が採択されましたので、私の場合は削減率140%を下回らないこととして採択されました。

これ、どういうことかというと、
通常、暮らしの中で私たちは、家電やコンロ、給湯、暖冷房などのエネルギーを少なからず使用しています。この消費エネルギーは年々増える一方です。
そこで、出来る限り消費しない住宅を建てようというのが今回の「ゼロエネルギー住宅推進事業」なわけです。基本的には建物の断熱・気密性能を高めて暖冷房の消費エネルギーを削減したり、効率の良い設備を導入して消費エネルギーを削減する方法が取られます。
とは言え、生活をする以上照明をつけたり、冷蔵庫が電力を消費したりとそれだけではゼロになりませんので、太陽光発電システムを屋根に載せ消費エネルギー分をカバーします。
これで、概ねゼロエネルギーの住宅をつくることが出来ます(計算の際には、1次エネルギーについて計算しています)。

今回採択された私たちのプランでは、140%の削減率となっていますのでゼロエネルギーを通り越してプラスエネルギー住宅ということになります。
概算で月々1000円~2000円のプラスになる計算です。

と、そんなもの?
なんて思わないでくださいね。
通常は2人以上の家庭で平均的に使われる光熱費は月々16000円程度ですから合わせると月々20000円弱がプラスになるということです。大きいですね。


ちなみに、建物の性能ですがQ値は1.6で計算。
私が設計した建物は、小屋裏と床下を換気が必要な室として計算対象に入れているためちょっとQ値的には不利ですが、1.6なら申し分ないでしょう。
この性能の建物に太陽光発電パネル4kWを載せる計画。
8kWとか載せる計算よりもずっと現実的ではないでしょうか。


近々、この建物をエネルギーパスで評価しようと思っています。
はたして年間何リットルの灯油で過ごせる家と評価が出るのか楽しみです。